「おいしいものは、脂肪と糖でできている」
という某お茶の CM。
ご丁寧に、かつ丼やお寿司など、
糖質が主成分であるご飯の上に肉や魚の脂肪分がのっているという
イメージを焼き付けるところまでしっかりと作られている。
だけどこれ、真実とは若干異なる。
肉や魚の主成分は脂肪ではなくタンパク質。
豚肉など動物性タンパク質の多い食品は
同時にビタミンB1 や B2 を含むものが多い。
ビタミンB1 には糖の代謝を助ける働きがあるし、
B2 にも糖と脂肪の代謝を助ける働きがある。
それに、魚の脂肪は不飽和脂肪酸という良質な油。
常温で固まりにくく、体内に取り込んでも液体のままなので、
血液をサラサラに保ち、血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する。
おいしいものを普通に食べているだけでも太ります
みたいな、無用な危機感をあおって買わせようとする CM。
売れればなんでもいいのかもしれないけど、
こういうの、あまりスマートとはいえないよねぇ。。