先月は全然ブログの更新ができず、
毒素は生殖器に・・・ の続きもまだ書けていないのですが、、
最近 SNS でやたら相談されるのが「早漏で困っている」というもの。
緊急性が高いようなのでそちらを先に。。
まず、一番勘違いの多いところとして、
勃起と射精は一連のもののように理解されがちですが、
勃起と射精のメカニズムはまったく異なります。
つまり、勃起は副交感神経優位の現象ですが、
射精は交感神経を介した刺激によって起こるということです。
男性が「排尿」と「射精」というふたつの行為を
同じ尿道を使ってどのように行っているかというと、
①交感神経から刺激を受けた精嚢と精管が収縮をして膀胱の出口が閉じます。
→ これにより、精液は尿と混ざることなく尿道に送り出されます。
②その後、陰部神経からの刺激が伝わると、
前立腺の筋肉が収縮されて精液が尿道から外へと押し出されます。
ところで、早漏の原因はいろいろ考えられますが、
主なものとしては
・陰茎が刺激に対して極端に弱い(過敏性)
・加齢による筋力の衰え(老衰性)
・精神的なストレスやトラウマなど(心因性)
・神経損傷や薬の副作用など(機能性)
が挙げられます。
この中で比較的対処しやすいのが過敏性と老衰性の 2つです。
過敏性に対してはストップ & スタートという行動療法が有効と言われていますし、
老衰性に対しては筋力を上げることで改善が見込めます。
(筋力を上げると言っても通常の筋トレをするわけではありませんが。)
男性の生殖器の問題に対してはジャップカサイを施術すればいい
という間違った認識をお持ちの方がとても多く見受けられますが、
射精障害に果たしてどこまで有効かは今のところ謎としか言いようがありません。
ただ、解剖をしっかり学んでいると、
射精をコントロールする筋肉を鍛える方法(どこを、どのように)
についても自ずと答えがわかりますので、
早漏・遅漏などでお悩みの方はご相談ください。