この話は単なる独り言です(と、前置きしておきます)。
足で行うマッサージには、いくつかの流派のようなものがあるのですが、「フーレセラピー」もその中の一つです。
で、このフーレセラピー
【Foulee Therapie】
と表記して、フランス語のフーレ(足で踏む)と英語のセラピー(療法)を合わせた造語であるという説明がされています。
最近までその説明になんの疑問も違和感もなかったのに、なぜか昨日 foulée というフランス語を調べてみたくなって、実際調べてみました。そしたらちょっと違ってたんだよね。
foulée 歩幅、ストライド(名詞) ←ちなみに発音も「フーレ」じゃなくて「フレ」。
「踏む(動詞)」は fouler ←発音は同じく「フレ」。私の耳では上との音の違いわからなかったです。
他に綴りや音が似てるものとしては
foulé 挫く、(舞台などに)立つ、踏みつける(動詞) ←これも「フレ」。
造語だからなんでもありって言われたらそれまでだけど(セラピーも本来なら therapy だしね)。。
要するに【Foulee Therapie】 の表記だと、足で踏むセラピーじゃなくて「歩幅セラピー」になるよねえ?ってこと。
女性名詞が付くときの動詞の語尾に「e」が付いたりするってこともなんとなくは知ってるけど、それだとしても、「踏む」の fouler を使わずに「踏みつける」の foulé を使ったのはなんでなのかなあ?あんまり深く考えずに名前つけたんですかね?
ちなみに私は足でする施術のことを「足踏み」と書かずに「足ぶみ」と書きます。
「踏む」という字を使うと「踏みつける」とか「踏みにじる」っていうニュアンスが強くなると感じるから。
前述のフーレの話のところに「踏」の字を使ったのは、フーレの方のサイトではおおよそこの字が使われているからです。
あ、でも大元のフーレセラピーアカデミーだけは違ってた。
「踏む・ふむ」という言葉すら使わず、「足を使った施術」「足で揉む」などと表現してました。
それはそれであっぱれではあるけど、でも足で「揉む」はできないよね、、